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森田療法を取り入れたメンタルトレーニングワークシート
・これらのワークシート作成にあたりましては、3年間にわたる岡本財団の研究助成金を受けています。
・ワークシートは現時点では無料でダウンロードできますので、ぜひご一読ください。それぞれの現場でご活用される場合は、引用文献の記載をお願いします。
・ワークシート開発及び介入実践は、
藤後悦子(東京未来大学)
浅井健史(明治大学)
勝田紗代(IP心理教育研究所)
が中心となって行いました。
森田療法は、1919年に森田正馬先生によって創始された精神療法です。
森田療法では、不安になったとき、それを取り除こうとは考えません。なぜなら不安は天気のように、自分が頑張っても変えられないからです。とはいえ、雨もいつかは止みます。不安な気持ちも、時間がたつと自然になくなっていきます。大切なのは、不安をなくそうとせずに、そのままにしておくことです。これを森田療法では「あるがまま」と言います。
そして、不安があってもなくても関係なく、今の自分がしなくてはいけないこと(練習、試合など)に集中して取り組むことが大事です。これを森田療法では「目的本位」と言います。
試合の前の不安は、「競技不安」と言われますが、そもそも試合の前に不安になることは当然のことです。まずは、その不安を素直に感じてみてください。不安を感じながらも、不安の裏にある「自分のやりたいこと」「今自分がやるべきこと」に集中してみてください。そのうちに不安はあまり気にならなくなります。こうした「あるがまま」「目的本位」を身につけたら、試合前に緊張しやすかった人もかなり楽になると思います。
ワークシートを活用した実践の様子です。
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